12月9日は何の日でしょう?

2021/12/09 - 乃万 暢敏 - ブログ記事

本日12月9日は、雅子皇后陛下のお誕生日である。謹んでお祝いを申し上げたい。

戦前は、4つの節があった。現在はそのようなものはないが、日本人として、教養の一つとして、知っておくのも良いと思う。

2月11日:紀元節(現在は「建国記念日」)

2月23日:天長節(現在は「天皇誕生日」)

11月3日:明治節(明治天皇の御誕生日、現在は「文化の日」)

12月9日:地久節(皇后陛下の御誕生日、現在祝日の制定はなし)

この「地久節」であるが、老子七章の「天長地久」より採られている。「天は長く地は久しい」と読み下すことができる。

意味は「地は永久に不変である。そのように、物事がいつまでも変わらずに続くこと」を願ったものと言うことになろう。

この「地久節」であるが、戦前までは各女子校では多く祝典が行われていた。また、昭和初頭には、大日本連合婦人会において、香淳皇后の御誕生日(地久節)をもって、「母の日」と定めたが、戦後GHQの施策により「母の日」は、5月の第2日曜日と改められている。

私の亡くなった母(大正12年生まれ)によると、「戦前は学校でも祝賀が催され、紅白饅頭をいただいてくるのが楽しみだった。」と申していた。

現皇后の雅子さまは、知的でとても親しみやすいお方である。雅子さまに関しては、未だ心無い言葉が浴びせられることもある。しかし、どうだろう?自らのご体調を必死に整えられ、見事に即位礼を新皇后として乗り切られた。

即位礼正殿の儀。私はフジテレビのスタジオから、御帳台の御帳が開かれて、十二単の雅子さまのお姿を拝見した時、これまでの辛苦がすべて吹き飛んだような気がしたものである。大人げないが、私は目を潤ませてしまった。

雅子さま攻撃は、もうこの辺でいいだろう。国民ともに雅子さまを温かく見守っていくことが国民の務めではないだろうか。